M-1とは、正式名称を 「オートバックスM-1グランプリ」と いい、優勝賞金1000万円を賭けて年に一度 開催される「漫才統一王者決定戦」のことです。
【開催期間】
毎年9月頃から予選が行われ、大体年末の最終日曜日に
行われる決勝戦はテレビ(テレビ朝日系全国ネット)
で生放送されます。
【参加規定】
参加資格はプロアマ問わず全ての漫才師、
ただし結成10年以内に限ります。
選考基準は「とにかく面白い漫才」、
これだけです。
【決勝戦審査方法】
2001年の開始当初は、プロの審査員700点分に一般審査員
300点分を加えた合計1000点満点での評価でしたが、
この方法では知名度のあるコンビや吉本興業所属コンビが
有利になるため、2002年からは現在の一般審査員
の評価を入れないスタイルが定着しました。
【決勝戦ルール】
1〜3回戦と準決勝を勝ち上がった8組と、準決勝進出者
の中から争われる敗者復活戦で勝ち残った
1組の合わせて9組で決勝戦が行われます。くじで決めた
順番でネタを披露し、それを7人の審査員がそれぞれ100点
満点で評価、合計点の高い方から上位3組が最終決戦
に進めます。最終決戦では上位3組が2本目のネタ
を披露し、7人の審査員がそれぞれ1票ずつ投票、
得票の多かったコンビが優勝となります。
※2001年のみ決勝進出者10組、敗者復活なし、
最終決戦は上位2組
【参加メリット】
優勝者には賞金1000万円、2位以下には何もなし、
という極めて厳しい賞金条件ですが、決勝戦に残る
と全国ネットのゴールデンでネタができるため、
若手芸人にとって、知名度獲得の大きなチャンスになります。
【M-1の魅力】
数ヶ月にわたる予選期間において、「誰が優勝するのか」、
「自分の好きな芸人さんはどこまで勝ち残れるのか」、
そういったことを考えることも非常に楽しいのですが、
M-1の最大の魅力は「1000万円をかけた命がけの漫才が
見られる」ことです。現金1000万円を取るために、
どのコンビも自分たちの中で最高のネタをもってきます。
つまり、単純に面白い漫才が見られるから、
M-1は多くのお笑いファンを魅了してやまないのです。